MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

SPECIAL特集

開港都市にいがた 水と土の芸術祭 2012

万代島旧水揚場ほか

 

2009年に続き2回目の開催となる「水と土の芸術祭」。舞台は新潟市。食と花のまち、開港5港の一つであるみなとまち。そんないくつもの顔をもつ新潟市で、“水と土”をアイデンティティに据えて、参加型の芸術祭が繰り広げられています。12月24日まで、夏から冬へと移り変わる四季と共に楽しめるこのイベント。今回はその1つの柱である「アートプロジェクト」を中心に、見どころなどをご紹介します。

国内外で活躍するアーティスト約60組が参加


「水と土の芸術祭」は「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」を基本理念とし、水と土が暮らしに密着している新潟市だからこそできる様々な企画で、現代アートのおもしろさを発信しています。

芸術祭には約60組のアーティストが参加、5か月半という会期を盛り上げます。参加作家には中崎透、山城大督、野田智子の3名で構成される「本末転倒型オフビートユニット」のNadegata Instant Partyや写真家の石川直樹、日比野克彦、照屋勇賢、また国外からも2009年の第1回にも参加している王文志をはじめ、金泰範、カミン・ラーチャイプラサートなどが参加しています。

つながる、参加する、そんなアートを楽しもう


芸術祭は、「転換点」を今年のテーマとしています。今回出展するアーティストは、各々がテーマを咀嚼しながら作品を制作。作品の中には、市民のサポーターとともに制作したり、訪れた人が参加したりできるものも数多くあります。
音楽家の大友良英さんと主に演劇の分野で活動してきた飴屋法水さんは、「Smile」と題し、水辺を臨む旧水揚場の巨大空間で音と造形による大規模インスタレーションを展開しています。この作品では、来場された方々に使い古しの靴、不要になった電化製品を残していってもらうという企画が進行中。自分が残した靴や電化製品が、作品の一部となることで、作家や次に訪れた人との“つながり”が生まれます。

新潟市秋葉区小須戸で発表されている西野達さんの作品「知らないのはお前だけ」は、もともとあった住宅の屋根をとっぱらい、その上に、下の居住空間をのぞけるギャラリーを設けるという大胆な作品です。この訪れた人がのぞける居住空間に滞在する人も常時公式サイトで募集しています。西野さんはこれまでもあっと驚く手法とアイデアで様々な場所をホテルの一室や家に変化させてきた作家。実際に滞在する人がいることで、興味を掻き立てる新作となっています。

芸術祭は「アートプロジェクト」以外にも、「市民プロジェクト」、「シンポジウム」といった柱で展開していきます。市民が企画・実施する「市民プロジェクト」は、各地域から150も集まりました。芸能、アート、食、おもてなし、まち歩きなど地域の魅力を伝える催しで、新潟の魅力を発信していきます。こどものためのアートワークショップなども充実。また、全5回にわたるシンポジウムでは「自然との共生」を共通テーマとし、多角的な視点から自然と人間との関係を考えます。毎回多彩なテーマで行われる「みずつち学校」でも、アートや人の魅力、地域の文化や歴史、他地域とのつながりを掘り起こしていくような時間が体験できます。

すべてに共通しているのが「参加する」ということ。実際に新潟市に赴き、イベントなどに参加をして楽しむもよし、作品のひとつひとつを自分なりの距離感で鑑賞するもよし、十人十色のおもしろみが転がっているのが、「水と土の芸術祭」です。クリスマスイブまで開催しているので、夏休みや秋の行楽にぜひ予定をたててみてはいかがでしょうか?

「開港都市にいがた 水と土の芸術祭 2012」公式サイトはこちら

恒例のアート特集号では、全国各地の「参加するアート」を大紹介

恒例のアート特集で、誰でも楽しめるアートイベントを紹介している『オズマガジン』。最新号では“見える以上に楽しい!新しい! アートの旅へ”をテーマに、見るだけじゃない、一歩踏み込んだアートの楽しみ方を提案しています。

大地の芸術祭や水と土の芸術祭、BIWAKOビエンナーレなど全国で開催中のアートイベントを紹介。その場所でしか味わえないイベントのおもしろさが伝わってくる誌面になっています。

さらにアーティストやキュレーター、美術館に係わる地元の人から「アートはこんなに身近で楽しい」ヒントを教えてもらえる特集も。横浜美術館で個展「奈良美智 : 君や 僕に ちょっと似ている」開催中の奈良美智さんなどによる、アートの楽しい見方を提案するインタビューも見どころです。

BOOK IN BOOKでは2012年秋冬に開催される、話題の展覧会を一足先に紹介。注目の美術館やギャラリーはこの一冊があればOKです! 

アートは感じるもの……つまりアートに触れるということは、「目には見えないもの」を探す旅のような時間なのかもしれません。今回のアート特集号は、そんなプライスレスな時間を体験するためのキーワードが満載です。

 『オズマガジン2012年9月号 見える以上に楽しい!新しい! アートの旅へ』 
定価:580円(税込み) 発売中
発売元:スターツ出版株式会社 
購入はこちら


↑ PAGE TOP