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SPECIAL特集

酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―

出光美術館

 

出光美術館の所蔵する琳派作品のコレクションが集結する展覧会「琳派芸術」。今年は酒井抱一の生誕250年という記念イヤーでもあり、改めて琳派の名品たちを展示することでその芸術の粋を知ることができます。第1部<煌めく金の世界>、第2部<転生する美の世界>の開催となっています。

煌めく金の世界を堪能できる琳派のはじまり

桃山時代、本阿弥光悦(1558~1637)と俵屋宗達(生没年不詳)の登場によって、後に“琳派”と呼ばれる画風が誕生しました。その技法もさることながら、人を惹きつけてやまない豪華絢爛かつ個性あふれる優美な装飾美術は、当時、一世を風靡しました。

第1部は琳派のはじまりから尾形光琳の斬新な絵画などを中心に<煌めく金の世界>を堪能することができます。桃山の黄金文化を背景にして、目を見張る金屏風をはじめとした、金箔をふんだんに多用した作品が多く展示されています。第1部の見どころは宗達が創始した琳派を象徴的する優雅な金地の草花図屏風。光琳の紅白梅図屏風の構図の大胆さも見逃せません。

第2部展示では抱一作品が目白押し

2月11日からはじまる第2部<転生する美の世界>では、生誕250年をむかえた酒井抱一の作品を中心に、江戸琳派を紹介します。

酒井抱一は姫路藩主の家に生まれ、小さい頃から様々な文化に触れてきた、才能豊かな人柄。俳諧や浮世絵などの才能も発揮していたそうです。そんな抱一は、40代頃になると尾形光琳の作品に惚れ込み、光琳の没後100年の際には「光琳百図」という図録まで制作したほど。そんな抱一自身の作品は、琳派の技法を受け継ぎつつも抱一自身が見聞きした土佐派や円山派、そして伊藤若冲などのテイストも盛り込んだ、独自の路線を確立していきます。後にそれまでの琳派の流れと区別するために“江戸琳派”と呼ばれています。

抱一の名作には草花や花鳥を描いたものが多く、本展でも名品の数々が楽しめます。伊勢物語を題材とした逸品「八ツ橋図屏風」は光琳の作品を原案としたものですが、抱一の個性によって新鮮な画趣が生まれています。

5年ぶりに「風神雷神図屏風」がお目見え!


そして、なんといっても琳派という日本を代表するひとつの流派を象徴する作品でもある、抱一の「風神雷神図屏風」が出光美術館では5年ぶりに展示されます。

俵屋宗達の作品が原画となり、尾形光琳がこの忠実な模写として制作した作品を元に抱一が描いた作品だといわれています。風神雷神というモチーフは琳派の作家に多く模写されてきた特徴的なもの。まさに“琳派芸術”の粋を象徴するような作品といえます。

今年は各地で琳派の展覧会が予定されていますが、なかでも逸品が集合している、この貴重な機会をお見逃しなく!


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