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SPECIAL特集

日本初、写実の絵画専門美術館「ホキ美術館」が開館!

ホキ美術館

 


千葉県のあすみが丘にある、千葉市最大の公園・昭和の森。そこに隣接する異彩を放った建築物が、11月3日に開館する「ホキ美術館」です。

ホキ美術館は日本で初めて、世界でも稀なリアリズム(写実主義)絵画専門の美術館。もともと写実絵画のコレクターであった館長自ら選んだ、日本の現代作家約40人の作品300点が、同館の所蔵品となります。

500mの回廊型ギャラリーなど、新しい展示空間がここに

もともと、写実作品をまとめて年に数回、一般公開をしていたという保木館長。1度の公開時に1000人もの人が観に来る光景を目の当たりにし、「せっかくならば」と美術館というかたちでいつでも写実作品を楽しめる場を提供しようと思い立ったそう。

ホキ美術館の特徴は、そのコレクションのめずらしさだけではありません。建築にもこだわり、地上1階、地下2階からなる建物の中には想像以上の展示空間が広がります。とくに500メートルの回廊型のギャラリーは、リアリズムの絵画世界に没頭してしまう特別な演出があるかのような、雰囲気ある展示室となっています。

さらに今後はイベントホールとしても使用可能な展示室もあり、照明は全館LEDと白熱灯を使用し、それぞれの色合いを駆使して1点1点作品によって採光を変化させています。常時コレクションの半数程度の約160点を鑑賞することができ、常設展として楽しめます。

さらに、ピクチャーレールがないすっきりとした展示手法も、絵画をよりシンプルに美しくみせつ工夫のひとつ。壁が磁石になっていることによって、強力なマグネットで絵画を壁に付けている……という、従来にはなかった展示方法を採用しています。回廊型ギャラリーには作品には直接当たらないよう、自然光を取り入れた演出も。外の自然と一体となった展示空間は、これまでの美術館の空間とはまったくちがう、新しいものといえます。

絵画を楽しむだけでなく、空間そのものも十分に楽しめる、美術館自体がアート作品として成立している、そんな印象を与えます。

同館のために描かれた作品が並ぶコーナーも必見!

ホキ美術館が誇る所蔵品のなかで目玉コーナーなのが「私の代表作」という特別展示コーナーです。同館開館を記念して、15人の写実作家にスペシャルオーダーとして制作してもらった作品が並んでいます。すべて100号を超える大作。真っ黒なギャラリーにひとつひとつ、悠々と展示されていて、それぞれに音声ガイダンスも付いています。モチーフは様々ですが、各作家の個性が光る、見逃せない展示となっています。

なかでも洋画の世界の巨匠でもある森本草介さんの作品は30点所蔵していて、日本最大のコレクションだそうです。森本さんが得意とする女性を描いた作品は、その肌質のやわらかさ、背景や小物にいたるまで、キャンバスのなかのすべての要素がまとう独特の緊張感が魅力です。巨匠をはじめ、新進作家の作品も多く、現代作家約40人の作品が一気に楽しめるのは、同館以外には実現がむずかしい、それほど貴重なラインナップとなっています。

そして、美術館と併設したレストランも開館前から注目を集めています。人気イタリアンシェフで西麻布「アルポルト」オーナーの片岡護さんプロデュースによるイタリアンレストラン「はなう」では、地元・千葉の食材をメインにした料理が味わえるそうです。そのほか、ミュージアムショップやカフェも併設。

日本の写実表現の「今」を知ることができ、同時に美術館の「未来」のかたちを提案するホキ美術館。ぜひ足を運んでみてください。


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