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SPECIAL特集

魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展

国立新美術館

 

マティスが初めてデザインしたコスチュームも

左:レオン・バクスト「貴婦人」の衣裳(《蝶々》より)1914年頃 オーストラリア国立美術館 Léon BAKST Cape from costume for a lady from the Ballets Russes’ production of Papillons (Butterflies), c.1914 National Gallery of Australia, Canberra 右:レオン・バクスト「侍女」の衣裳(《眠り姫》より)1921年頃 オーストラリア国立美術館 Léon BAKST Costume for a lady-in-waiting from the Ballets Russes’ production of the Sleeping Princess, c.1921 National Gallery of Australia, Canberra

32演目のデザイナーのなかには、レオン・バクストのように主に舞台美術の分野で活躍した人もいれば、マティスのように、ディアギレフの依頼で初めて舞台美術・衣裳を手掛けた画家も。芸術は常に変化していなければならないと考え、次々と新しいアーティストに声をかけたというエピソードからも、ディアギレフの天才プロデューサーぶりが窺えます。

マティスが手掛けた『ナイチンゲールの歌』の衣裳5着は、いま見ても十分に斬新。あちこちに施された三角形の模様や山のアップリケが、それぞれに個性的な展示作品のなかでも、ひときわ大きなインパクトを放ちます。ちなみに、マティスが晩年に取り組んだ切り紙絵の技法は、この時の舞台美術の制作方法から発展したものなのだとか。バレエ・リュスの影響は、気づかないところにまで及んでいるといえそうです。

熊川哲也さんに導かれてバレエ・リュスの世界へ

左:オーギュスト・ベール《薔薇の精》─ニジンスキー 1913年 オーストラリア国立美術館 Auguste BERT Le Spectre de la Rose ─ M. Nijinsky, plate 8 from Studies from the Russian Ballet, 1913 National Gallery of Australia, Canberra 右:オーギュスト・ベール《シェエラザード》─ニジンスキー 1910年 オーストラリア国立美術館 Auguste BERT Scheherazade ─ M. Nijinsky, plate 15 from Studies from the Russian Ballet, 1910 National Gallery of Australia, Canberra

今回の展覧会で、もうひとつ大きなみどころとなっているのが、熊川哲也さんがナビゲーターを務める音声ガイド。ニジンスキーもこんな感じだったのかもしれないと思わせる抜群の跳躍力を武器に、英国ロイヤル・バレエの最高位ダンサーとして活躍後、帰国してKバレエカンパニーを結成した熊川さん。現在はダンサーとしてだけでなく、同カンパニーとBunkamuraオーチャードホールの芸術監督としても手腕を振るう、日本バレエ界のトップランナーです。

そんな熊川さんももちろん、バレエ・リュスの大ファンのひとり。関連品のコレクターでもあるという熊川さんの解説からは、ディアギレフと彼が生み出した芸術に対する、深い尊敬の念が伝わってきます。熊川さんの声とBGMのバレエ音楽に導かれ、現代の芸術とファッションの源泉であるバレエ・リュスの世界にトリップしてみてはいかがでしょうか。

文/町田麻子

今回、『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』では、スマホチケットを販売中! 各種プレイガイドで紙のチケットを買うようにスマートフォンまたはPCで本展のチケットを購入すると、お使いのスマートフォン(iPhone、Android)アプリでチケットをダウンロード! ぜひ、美術館に行く直前にお得なスマホチケットを購入してから、展覧会をお楽しみください!


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