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SPECIAL特集

デュフィ展 絵筆が奏でる 色彩のメロディー

Bunkamuraザ・ミュージアム

 

爽やかな色彩、幸せ溢れるデュフィ作品の魅力とは

ラウル・デュフィ 《ヴァイオリンのある静物:バッハへのオマージュ》 1952年 油彩、カンヴァス パリ国立近代美術館、ポンピドゥー・センター © Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist. RMN-Grand Palais / Jean-Claude Planchet / distributed by AMF

ラウル・デュフィの絵画といえば、色彩豊かで幸福感あふれる……そんなイメージを抱く人が多いと思います。彼がパリ万博(1937年)のために制作された《電気の精》は、電気の誕生と開発の過程が一望できる超大作。古代ギリシアの自然哲学の祖・ターレスにはじまり、エジソンなど100人以上の哲学者・科学者が描かれ、クライマックスでは彼の作品モチーフとして多く登場したオーケストラが空を翔ける電気の精を盛り立てます。

20世紀前半、ピカソやマティスなどと同時代に活躍したデュフィは、その題材からも軽やかさ、華やかさといった印象が強く、今もなお人々を魅了し続けています。そんなデュフィの回顧展がはじまりました。初期から晩年までの作品を、多角的に紹介しています。

音楽、南仏、自身の身近なモチーフを題材に

ラウル・デュフィ 《クロード・ドビュッシーへのオマージュ》 1952年 油彩、カンヴァス アンドレ・マルロー近代美術館、ル・アーヴル © Florian Kleinefenn

芸術に理解のある家庭で生まれ育ったデュフィ。一家は貧しかったですが、兄弟たちはフルート奏者やピアノ教師になるなど、音楽は身近な存在として彼のそばに常に寄り添っていました。音楽をモチーフとした作品からは、色彩に変換された音色が聴こえてくるような魅力があります。

南仏の海を鮮やかなブルーで描いた作品も多くあります。南仏の光あふれる景色は、彼の色彩感覚に影響を与えたかもしれません。光を鮮やかな色の調和で描き出す、最もデュフィが得意とする部分です。


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