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SPECIAL特集

ザ・ビューティフル―英国の唯美主義1860-1900

三菱一号館美術館

 

美術だけでなく、文学など芸術全般に広がるムーブメント

オーブリー・ビアズリー《クライマックス―サロメ》 1907年(1894年初版) ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 ©Victoria and Albert Museum, London

19世紀後半とは、同時期にフランスでは印象派が生まれ、美術の世界にとって確固たるひとつの新たな時代が作られた時期でもあります。そんななか、ヨーロッパの都市部を中心として世紀末芸術と呼ばれるムーブメントが起こります。世紀末芸術は幻想的・神秘的、そして退廃的な表現が目立つ作品や作家を指して使われ、その流れは美術だけではなく、文学や音楽などジャンルを超えた分野でも流行となっていきました。

その発端、一翼を担ったのが唯美主義のモットーでもある「美の追求」でした。イギリス・ロンドンでは作家オスカー・ワイルドが描いた戯曲「サロメ」が大成功を収めました。その挿絵を担当したオーブリー・ビアズリーのペン画も一世を風靡し、白と黒のみで描かれた冷たくも美しい作品は、世紀末芸術のアイコンとして語り継がれました。

オスカー・ワイルドが主張した「芸術のための芸術」。これこそ、唯美主義の発端ともいえる、芸術家の想うシンプルな欲求だったのかもしれません。

美しい作品たちにただただ浸る、贅沢な時間と空間

アルバート・ムーア《真夏》 1887年 ラッセル=コート美術館 Photograph reproduced with the kind permission of the Russell-Cotes Art Gallery & Museum, Bournemouth

本展は、好評を博した国際巡回展をもとに三菱一号館美術館のために新たに構成した日本初の唯美主義を総合的に紹介する貴重な機会です。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館所蔵作品を中心に、油彩画、家具工芸品をはじめとする約140点によって、展覧会コピーである「唯、美しく」という言葉を具現化した作品たちが並びます。

美しいものにどっぷりと浸ることのできる贅沢な空間をぜひ堪能してみてください。ミュージアムショップではヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のオリジナルグッズをはじめ、イギリスを代表する雑貨なども購入することができます。美の価値観がブラッシュアップされる、そんな展覧会が好評開催中です。


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