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REPORT展覧会レポート

2013.05.28

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』 (2013.05.28更新)
 

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』

2013年4月20日~6月16日開催、三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』。ユーモラスな妖怪画などの作品で有名な幕末~明治に活躍した河鍋暁斎。本展では、暁斎とその一門が描いた能面・狂言画を紹介。とくに下絵類が多く展示されています。

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』

暁斎といえば戯画や風刺画の方が有名ですが、歴史画、仏教画、風俗画など多様な作品を制作しており、正当な狩野派の流れをくんでいます。そんな暁斎は、自ら演じるほど能や狂言芸術に傾倒していました。本格的な武家文化を継承し、武家の教養を身に付けている画家でもあったのです。

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』

展示されている能面・狂言画からは、舞台の臨場感が感じられるものが多くあります。実際の舞台の様子を描いたものはもちろん、有名な「山姥」、暁斎の弟子である建築家ジョサイア・コンドルが所蔵していた作品「浦島太郎」など題材となった物語の世界を描き出した作品も展示。

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』

さらに、実際に演じる側でもあった暁斎だからこその下絵やスケッチは必見です。実際に舞っている人の身体的な動きをそのまま描いており、当時の能のあり方を知る上で貴重な舞台資料ともなっているとのこと。埼玉県の河鍋暁斎記念美術館からの出品です。

三井記念美術館『川鍋暁斎の能・狂言画』

暁斎の版本『能画図式』の全ページを展示替えをしながら紹介しているコーナーも。6月1日には国立能楽堂にて「暁斎が描く狂言の会」が開催。さらに同時期に太田記念美術館「北斎と暁斎―奇想の漫画」、国立能楽堂資料展示室「世も盡きじ―三井家の能・暁斎の猩々―」が開催中です。暁斎の芸術世界にどっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか。



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