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REPORT展覧会レポート

2013.04.10

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』 (2013.04.10更新)
 

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

2013年3月8日~5月26日開催、東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』。フランシス・ベーコンの没後初の回顧展が開催中です。ピカソと並んで20世紀を代表する画家であるベーコン。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、近現代アート好きな人には必見の展覧会です。

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

ベーコン展が日本で開催されるのは実に30年ぶり。今回は、代表作、大作を多く含むベーコン作品33点が一堂に会します。33点と聞くと少ないと思う人も、1点1点の作品の大きさ、またベーコンを象徴する作品のフォーマットである三幅対(トリプティック)によって、点数の何倍ものインパクトを与える構成になっています。

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

彼が絵画に試みたのは、「そのまま描く」ではなく、存在するものの外側を描いていながらも内側、または裏側を表現していくこと。その独自性あふれるアプローチは、観る人にとってはショッキングに映るかもしれません。ただ、ベーコンの作品を目の当たりにすると、モチーフもさることながら、その色彩の美しさにも目を奪われます。

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

ベーコンの作品には、彼のプライベートの交友関係が見て取れるものも多くあります。ホモセクシャルであった彼の恋人が登場している作品もあり、抽象的な作品のなかに直接的に恋人を描くなどストレートな表現が垣間見え、彼の人間性が作品に色濃く投影されているのもポイントです。

東京国立近代美術館『フランシス・ベーコン展』

後半には、ベーコンに影響を受けたヨーロッパと日本のダンサーの映像も紹介しています。美術を通して、癒しであったり安らぎを求める傾向が強い昨今、作品と対峙して「ガツン!」と衝撃をうける、そんな体験が間違いなくできる展覧会です。



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