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REPORT展覧会レポート

2013.02.13

菊池寛実記念智美術館『三輪壽雪・休雪展  破格の創造』 (2013.02.13更新)
 


2013年1月19日~3月31日開催、菊池寛実記念智美術館『三輪壽雪・休雪展  破格の創造』。 「萩焼」の重要無形文化財保持者である三輪壽雪(じゅせつ、十一代休雪、本名・節夫 1910~2012)と、壽雪の長男である当代休雪(きゅうせつ、本名・龍作 1940~)の代表作を紹介する展覧会が開催中です。


三輪壽雪氏は、昨年末に逝去されました。本展では、7点の代表作を展示しています。萩焼の伝統技法をシンプルに伝える茶碗や花瓶。茶陶を制作の中心に据え、102歳の生涯を全うした壽雪氏の作陶人生を顧みることができます。


一方、当代休雪氏の作品は、斬新な作風が特徴です。代表的なハイヒール・シリーズや近年の大作である龍人伝説など、彫刻的な作品で内面世界を表現してきました。萩焼のイメージを覆す色彩にも注目です。


会場構成も休雪氏の作品の雰囲気にあわせ、暗めの部屋の中に浮かび上がる作品たちがとても印象的です。「愛(エロス)」と「死(タナトス)」という本質的なテーマを新しい陶芸作品として表現しています。女性を表現している作品ひとつひとつにはエピソードがあるそうで、題名も特徴的なものが多くあります。


この展覧会では、壽雪氏の作品からは萩焼の伝統美、受け継がれてきた技法の美を感じることができ、また休雪氏の作品にはその萩焼を独自の芸術性により、新しい表現へと高めていくその過程を楽しむことができます。現在の、そして未来を感じさせる萩焼を堪能できます。



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