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REPORT展覧会レポート

2013.01.16

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』 (2013.01.16更新)
 

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』

2012年12月22日~2013年2月24日開催、Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』。インパクト大の禅画。日本人にはなじみの深い達磨を題材に、ユーモアあふれるダイナミックな構成がとても魅力的……。ところで、この作者の白隠慧鶴(はくいんえかく)って、みなさんご存じでしたか?

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』

これまで、一般的な知名度はほとんどなかったという白隠。なんと1万点もの禅画を残した、江戸時代の禅僧なのです。今回、史上初の本格的な白隠を紹介する展覧会としてこの「白隠展」が開催されています。同館といえば西洋美術のイメージが強い方も多いでしょうが、その空間に所狭しと展示された禅画はとっても迫力があります!

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』

白隠の作品の多くは、寺院、個人などに所蔵されているものがほとんどだそうです。本展のために、それらを1点1点探し出し、交渉してこの展覧会が実現しました。達磨や布袋、そして観音などがとても身近でかわいらしく感じる白隠の作品たち。今回は大作を中心に約100点が展示されています。

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』

白隠の作品を観ていると「おもしろい」というキーワードが浮かんでくると思います。描いているのは宗教観が漂うものばかり、なかには地獄図なんて作品も。それなのにどこかユーモアが感じられる……そんな白隠の魅力に取りつかれ、禅宗史研究者・芳澤勝弘氏と美術史家・山下裕二氏が共同監修として本展を盛り上げています。

Bunkamuraザ・ミュージアム『白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ』

白隠が筆をとったのはとても遅いとされていて、60代の作品が初期だといわれています。晩年の80代には、その作風は現代でいう「ゆるい」を狙ったような、革新的なものになっていったそうです。白隠が禅画という悟りの境地を表現した作品から、現代の私たちはとても前向きなメッセージを受け取れるような気がします。



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