MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2012.12.13

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』 (2012.12.13更新)
 

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』

2012年9月21日~2013年1月20日開催、21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』。日本を代表するグラフィックデザイナー・田中一光氏。2002年に他界した氏の様々なデザインをたどる展覧会が開催中です。デザインに関わる仕事をしている人、デザインを学んでいる人は必見の内容となっています。

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』

会場はまず、一光氏がインダストリアルデザインを手がけた本が陳列された図書館のようなコーナーからスタート。そのジャンルの広さ、そしてあまりに有名なあの雑誌の題字……自分の生活の中の田中一光のデザインが住み着いて馴染みのあるものになっていたことを認識させられます。さらにそれは、本という世界にとどまりません。

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』

様々なデザインを手がけたなかでも、有名なもののひとつに無印良品のアートディレクションがあります。シンプルで一見デザイン性を感じさせないことこそが、まさにデザインが生きている証拠。本展開催を記念して無印良品の20店舗にて、限定商品の販売もしているそう。さらに無印良品 有楽町では本展と連動した「田中一光展」が開催中です(2013年1月20日まで)。

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』

ほかにも西武デパート、石丸電機など、錚々たるブランドのアートディレクションを手がけてきました。展示されている作品は貴重な資料類も数多くありますが、紙袋やポスター、実際の商品など誰もがなつかしく、親近感のあるものばかり。アート好きな方は、過去に開催された展覧会の貴重なポスターの展示にも注目です。

21_21 DESIGN SIGHT『田中一光とデザインの前後左右』

一光氏のデザインには、琳派、浮世絵、紋典など日本の伝統美の継承、引用というテーマが込められている……作品を俯瞰してみてわかる、ひとつのキーワードでもあります。田中一光という偉大なデザイナーが過去の日本美術の伝統から生み出してきた数多くの秀逸な作品を、次は今活躍するデザイナーたちが継承していく番。氏のデザインを通して、デザインの過去と未来を考えさせられる展示でもあります。



↑ PAGE TOP