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REPORT展覧会レポート

2012.12.11

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』 (2012.12.11更新)
 

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』

2012年10月5日~2013年2月26日開催、ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』。誰しもが見たことのある名画の数々。それらあまりにも豪華な作品たちが一堂に介する展覧会が、箱根で1年間にわたり開催されています。こんな豪華な展覧会を、見逃すなんて本当にもったいない……ぜひ足を運んでもらいたい展覧会です。

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』

箱根・仙石原にあるポーラ美術館。今年開館10周年を迎えた同館では、記念展覧会として『コレクター鈴木常司「美へのまなざし」』と題し、3期にわたってコレクション展を開催しています。現在は2期目が開催中です。ところで、鈴木常司とはどんな人物なのでしょう? 株式会社ポーラの創業家2代目だった鈴木常司氏こそ、このポーラ美術館の礎を築いた人物なのです。

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』

常司が戦後、1950年代末から40数年をかけて収集した絵画や彫刻、これらをコレクションしているのが現在のポーラ美術館。常司氏の審美眼は、同館の珠玉の逸品たちを見れば言わずもがな。様々な作品が氏のオフィスに飾られていたといいます。それらを「一般のより多くの人にも見てもらいたい」と思い立ち、ポーラ美術館が創設されました。ただ、常司氏はその完成を見届ける前に他界、現在も同館はその意思を継承し、藤田嗣治などの貴重なコレクションを増やしています。

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』

現在開催している第2期は、コレクションの中核を担うモネをメインとして、ピカソや日本作家の名品たちが楽しめます。モネの睡蓮ばかりが集まったコーナーは圧巻、様々な美術館からモネの作品を集約したのかと思うほどの完成度が、ひとつの美術館のコレクションで味わえてしまうのです。まさに美術の教科書のような展示が繰り広げられています。

ポーラ美術館『コレクター 鈴木常司 「美へのまなざし」第Ⅱ期 モネとポーラ美術館の絵画』

終盤、晩年の常司氏が精力的に集めた作品たちが並ぶコーナーには、長年憧れていたというピカソ「花束を持つピエロに扮したパウロ」も。ひとりのコレクターの視点をたどる意味でも、実に興味深い内容となっています。年末年始を箱根の温泉とともに、美術館詣でではじめるのにも、オススメの展覧会です。



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