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REPORT展覧会レポート

2012.09.29

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』 (2012.9.29更新)
 

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』

2012年9月8日~11月11日開催、損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』。ジェームズ・アンソール(1860~1949)といえば、ベルギー近代美術を代表する画家として、日本でもコアなファンがたくさんいる作家として知られています。シュルレアリスムや表現主義の影響を受け、グロテスクなモチーフの作品が有名なアンソール。今回はアントワープ王立美術館のコレクションよりアンソール作品約50点が来日しています。

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』

展覧会の前半は、フランドルや同時代の画家の作品もあわせて紹介しています。アンソールに影響を与えたブリューゲルやルーベンスをはじめ、クールベやファンタン=ラトゥールなどフランスの画家の作品も。アンソールの画家としての背景を知ることができます。初期の静物画や海景画はなかなか見ることのできな作品です。

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』

アントワープ王立美術館は、世界で最も多くアンソールの作品を所蔵する美術館。発表当時サロンで話題となった《牡蠣を食べる女》、宗教画の代表作《悲しみの人》などが並びます。さらに今回は素描も多く展示されています。アンソールの写実性がよくわかる作品もあり、新たなアンソールを知ることができます。

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』

後半は、アンソールといえば……な、仮面や骸骨などをモチーフとした作品が展示されています。アンソールはこういったグロテスクなモティーフを用いながら、人間の心の奥底に潜む感情を独創的に表現ていきました。想像力に満ちた個性あふれる作品は、色褪せることがありません。

損保ジャパン東郷青児美術館『ジェームズ・アンソール 写実と幻想の系譜』

そして、アンソール作品のなかでも傑作と呼ばれる《陰謀》も登場! 見ごたえたっぷりな作品に会うためだけでも、この展覧会に足を運ぶ価値があります! ぜひ、アンソールやフランドル絵画を堪能してみてください。会期中、展示替えもあります。



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