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REPORT展覧会レポート

2012.09.25

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』 (2012.9.25更新)
 

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』

2012年8月8日~10月22日開催、国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』。現代日本を代表する抽象画家として、30年以上にわたり第一線で活躍してきた、辰野登恵子さんと、山野に見出される土木事業を硬質な写真作品に納め、国内外でも評価の高い写真家、柴田敏雄さん。そんなふたりの展覧会が開催されています。このふたり、一体どんな共通点が…?

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』

1950年生まれの辰野さん、1949年生まれの柴田さん、じつは東京芸術大学時代の同級生だったのです。柴田さんは学生時代は絵画を学んでいたそう。ふたりは在学中、グループ展などの活動を共にするなど接点も多かったそうです。辰野さんの色彩がこぼれてきそうな大作の絵画と、柴田さんの静謐だけれども力強い写真、なぜかとても見やすいコントラストとして、会場を盛り上げています。

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』

なかでも注目なのが、ふたりの初期作品も展示されているコーナー。それぞれの作家としての原点がわかるとともに、影響を受けたアンディ・ウォーホルやロバート・ラウシェンバーグに感化されていた様子も手に取るように伝わってきます。まるで、自分の卒業アルバムを眺めるような、そんな親近感すら伝わってくる構成で、作家の原点を優しく教えてくれるオススメの空間となっています。

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』

そして、後半には新作も展示しています。今もなお、精力的に制作活動を行っているパワフルな雰囲気が作品からにじみ出ています。ボリュームも十分な展示空間、代表作をはじめ様々なシリーズを展示しているので、作家の半生とともに初めて二人の作品を目にする人でも楽しめる展覧会になっています。

国立新美術館『与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄』

ミュージアムグッズもここでしか手に入らないクリアファイルなどがあるので、ぜひチェックしてみてください。日本の現代作家の写真や抽象画をモチーフとしたクリアファイルなどは美術館でもとてもめずらしいと思います。さらに、図録も必見!2500円という安さが信じられないほどの永久保存版の重厚なサイズです。持ち帰るのがちょっと重いですが、本棚の宝物になること間違いのない!素敵な一冊です。



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