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REPORT展覧会レポート

2012.09.11

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』 (2012.9.11更新)
 

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』

2012年7月14日~10月14日開催、ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスを代表する作曲家、クロード・ドビュッシー。生誕150年を記念して、彼とゆかりのある美術作品を集めた展覧会が開催中です。この展覧会は、オルセー美術館とオランジュリー美術館、ブリヂストン美術館で共同開催というとても貴重なもの。

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』

音楽史上で「印象派」とも称されるドビュッシー。彼が生きた時代には、音楽や美術、文学、舞台芸術が互いに影響し合い、作家らが共同で作品をつくり上げるようなこともよくあったそうです。ドビュッシーは、作曲家の中ではその代表的な人物ともいえます。ドビュッシーと同時代の芸術、なかでも美術との関係に焦点を当て、彼が愛した印象派や世紀末の芸術家たちの絵画、彫刻、工芸作品などを紹介します。

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』

作曲家エルネスト・ショーソン、画家アンリ・ルロール、高級官僚アルチュール・フォンテーヌはいずれも美術愛好家として知られますが、彼らはドビュッシーの支援者でもありました。ドビュッシーが小説家のポール・ヴァレリーやアンドレ・ジッドらと交わした手紙も現存するなど、他の芸術分野とかかわりの深い立ち位置にいた彼の姿が浮き彫りになっていきます。

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』

なかでも本展では、印象派や象徴派、さらにはジャポニスムに着目して作品を展示しています。ドビュッシーの代表作のひとつ『海』の楽譜の表紙には、葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》が使われていました。北斎や歌麿の浮世絵、さらには仏像を自宅に飾っていたといわれるドビュッシー。日本美術とも強いつながりがあったのは、ちょっと意外な発見です。今回の展示空間は、海をイメージさせる真っ青な壁面も印象的ですよ。

ブリヂストン美術館『ドビュッシー 、音楽と美術 ―印象派と象徴派のあいだで』

今回、オルセー美術館とオランジュリー美術館の2館からあわせて約40点の作品が来日しています。それにブリヂストン美術館や国内外の名品を加えて展覧会を構成、約150点でドビュッシーの魅力だけでなく、19世紀フランス美術の新たな一面も知ることができます。会場で借りられる音声ガイドには、1900年代に演奏されたドビュッシーの名曲の数々も収録されています。彼の楽曲を聴きながらの展覧会観賞、オススメです!



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