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REPORT展覧会レポート

2012.07.26

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』 (2012.7.26更新)
 

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』

2012年7月4日~9月10日開催、国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』。1954年位はじまり、1972年に解散した前衛美術グループ、具体美術協会(通称、「具体」)。関西の抽象美術の先駆者でもあった吉原治良をリーダーに、自由な発想で奇抜な企画のもと、作品を制作していました。そんな具体を顧みる展覧会が開催中です。

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』

なぜ、今、40年も前のムーブメントを紹介するのか……具体の表現は解散後、海外での再評価をきっかけに、「GUTAI」の名で展覧会が繰り広げられるなど草の根的な人気を博してきました。今回、そんな具体の全容を振り返る、初めての試みとして開催されるのが本展です。

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』

阪神地域在住の若い美術家たちで結成された具体。当時の作家たちが現在、70代を中心に美術家としてはベテランの域になっている方が多く、展覧会前日のセレモニーではさながら同窓会のような様子もうかがえました。当時のパワフルでエネルギッシュな展示が、国立新美術館で楽しめます。

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』

具体のテーマは「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」というもの。ユニークな作品、一見意味のわからない作品が会場を埋め尽くしています。しかし、それらは現代アートと呼ばれる今の若い作家たちの原点ともいえるアイデアの宝庫。これらが40年も前の作品だとは感じられません。

国立新美術館『具体―ニッポンの前衛 18年の軌跡』

「具体」が活動していた1950~60年代は、日本が敗戦から立ち直り、高度経済成長の真っ只中。時代感、というものも作品を通して感じ取ってもらい、具体の魅了に浸ってみてください。会場では、約150点を展示しています。



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