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REPORT展覧会レポート

2012.06.28

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』 (2012.6.28更新)
 

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』

2012年5月26日~7月16日開催、ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』。挿絵などで活躍した画家・いわさきちひろの自宅兼アトリエ跡にできたちひろ美術館・東京。今回、ちひろの初のドキュメンタリー映画「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」が劇場公開されるのにあわせて、映画公開記念展が開催されています。

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』

27歳は、ちひろにとって節目のときでした。戦争ですべてを失くし、失意のどん底にいながらも画家になろうと決意し、新たな人生を歩んでいこうと決意したのがこの頃。当時のデッザンからは、私たちの知っている少しにじんだ色彩が特徴の水彩画とはまた雰囲気のちがう、力強いえんぴつの筆致がとても強いインパクトを与えます。

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』

本展では、終戦後のちひろの人生を作品とともに紹介しています。年下の男性と運命の出会い、そして結婚、ひとり息子との生活……そんなひとりの人間としての背景と照らし合わせて作品を観ると、一層作品に深みが感じられます。画家としての努力とともに、戦後という時代を生きるだけでも多くの苦難があった時代だということを再認識させられます。

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』

いわさきちひろといえば、「子供」をテーマに多くの作品を描いてきました。心から望んでいたテーマを描いた作品たちからは、ちひろの描く喜びが伝わってくるようなものが多くあります。「自由に書いてください」と言われたとき、自然と子どもがスケッチの中にいた……そんなちひろの言葉がとても印象的です。

ちひろ美術館・東京『ドキュメンタリー映画公開記念展 ちひろ 27歳の旅立ち』

約100点の原画などを通し、ちひろの人生を振り返る展覧会。ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」は7月14日、ヒューマントラストシネマ有楽町でロードショー、その後順次全国で公開します。展覧会と映画、それぞれのアプローチから、ひとりの女性画家の半生を知っていただいきたいと思います。



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