MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2012.05.02

根津美術館『特別展 KORIN展』 (2012.5.2更新)
 


2012年4月21日~5月20日開催、根津美術館『特別展 KORIN展』。一か月間という、本当に特別な展覧会がはじまっています。江戸琳派の人気絵師・尾形光琳の軌跡を目の当たりにできる充実の内容。初期の作品から、酒井抱一編『光琳百図』の所載作品までを網羅しています。


「夏草図屏風」など、根津美術館所蔵の光琳の作品も名作揃いですが、今回は所蔵品だけでなく様々な館からゆかりの作品を借りての構成となっています。さらに展覧会のロゴは「燕子花図屏風」にある光琳の署名を分解し、“KORIN”とローマ字に見立てたもの。光琳ファンにはたまらない楽しい仕掛けですね。


そして本展の目玉は、なんといっても根津美術館の国宝「燕子花図屏風」と、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵される「八橋図屏風」が実に100年ぶりに一堂に会すること。尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に10数年の時をおいて描いた作品です。約1世紀前、同じ展覧会に出品されたことが資料に残っていますが、こうして対に展示されるのは、もしかしたら初めてかもしれません。


メトロポリタン美術館所蔵「八橋図屏風」は、しっかりと伊勢物語の一場面だとわかる構図で表現されていますね。この展覧会は当初、昨年春の開催を予定していました。日化し日本大震災の影響でこの「八橋図屏風」の来日が困難となり、1年がかりで開催にこぎつけた特別展。この機会でないと、この2点を一緒に見ることはできません!


根津美術館では、庭園散策も絶好の季節となりました。庭園にはもちろん、この展覧会の主役ともいえる花・杜若も咲いています。もう見頃を迎えている庭園の花、そして新緑もぜひ一緒に楽しんでください。



↑ PAGE TOP