MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2012.04.19

東京都現代美術館『田中敦子 アート・オブ・コネクティング』 (2012.4.19更新)
 

東京都現代美術館『田中敦子 アート・オブ・コネクティング』

2012年2月4日~5月6日開催、東京都現代美術館『田中敦子 アート・オブ・コネクティング』。「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」展と同時開催中の田中敦子さんの個展。抽象的な立体作品を制作し続け、前衛団体「具体」に参加。1972年に団体は解散しましたが、その18年の軌跡をたどる展覧会「具体 ニッポンの前衛」が7月から国立新美術館で開催されます。その前に、ぜひチェックしておきたいアーティストのひとりといえます。

東京都現代美術館『田中敦子 アート・オブ・コネクティング』

彼女の作品は、物体としての存在感を超えて、五感で感じる作品が多いのが特徴的です。20個のベルが順に鳴り響く《作品》(ベル)(1955年)、9色の合成エナメル塗料で塗り分けられた管球約100個と電球約80個からなる《電気服》(1956年)など、見るだけではない新しさ、楽しさ、そして彼女のメッセージが込められた完成度の高い作品が並びます。さらに、その表現力を絵画へと昇華させていきます。

東京都現代美術館『田中敦子 アート・オブ・コネクティング』

本展では、田中さんの代表作を中心に約100点が展示されています。会場をめぐると、素材が異なるシリーズの作品でも、どこか一本筋の通った統一感があります。そして、力強さとともにどこか女性らしさを感じさせる作品たち。2005年に逝去した彼女の軌跡をたどると、そこには日本の現代美術の黎明期から現代に通ずる、あやうさ、希望といったキーワードが感じられます。



↑ PAGE TOP