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REPORT展覧会レポート

2012.03.06

東京都写真美術館『幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界』 (2012.3.6更新)
 

東京都写真美術館『幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界』

2012年3月6日~5月6日開催、東京都写真美術館『幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界』。堀野正雄という写真家の名前を聞いて、ピンとくる方のほうが少ないかもしれません。戦前に活躍し、新興写真の旗手として日本の近代写真の成立と展開を語る上で欠かすことのできない写真家のひとりです。彼の戦前の活動の軌跡を今回改めて研究し、その軌跡を紹介しています。

東京都写真美術館『幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界』

いまやPCで写真を加工することが当たり前の時代になり、「グラフモンタージュ」作品も当然のように評価される時代ですが、堀野の作品はまさしく日本におけるグラフモンタージュ作品の先駆けといえます。本展では、写真集『カメラ・眼×鉄・構成』、『犯罪科学』誌を中心とするグラフモンタージュを展示しています。実はこの会場に展示されている作品のほとんどは印刷物を額装したもの。印画紙ではなく、プリント(複製)された状態を「完成」とした堀野の精神を感じ取ることができます。

東京都写真美術館『幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界』

グラフモンタージュのほか、報道写真や広告写真も紹介されています。若かりし日の原節子のポートレートなど、貴重な作品もありました。、関係資料など合わせて約200点で回顧する堀野の活動は、現在の写真やデザインを志す若い人にとって、とても新鮮で実験的な作品として位置づけされるかもしれません。



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