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REPORT展覧会レポート

2011.06.10

東京都写真美術館『こどもの情景―戦争とこどもたち』 (2011.06.10更新)
 


2011年5月14日~7月10日開催、東京都写真美術館『こどもの情景―戦争とこどもたち』。同館では毎年、年間を通じたテーマを設定して、収蔵作品約2万6000点から選りすぐられた名品を紹介するコレクション展をシリーズで行っています。今年のテーマは「こどもの情景」。こどもが被写体となった作品を中心に、第1回目となる今回は戦争とこどもたちという副題を設け、戦渦でも様々な表情で魅了する子供たちの写真作品を紹介しています。


第2次世界大戦時の作品を中心に構成していて、フォト・ジャーナリズムの全盛期であった戦中から戦後の時代に活躍した巨匠たちの作品が並びます。W.ユージン・スミス、ロバート・キャパ、土門拳、石川文洋をはじめとする国内外のドキュメンタリー写真家たちの写真に捉えられたこどもたち。つかの間の笑顔や希望を感じさせる作品もあれば、そこにある現実を痛々しくも目の当たりにすることができる作品も。


戦争をテーマにした写真は、ジャーナリズム的な側面も強いですが、作家のメッセージもその分強く伝わってくるものが多いのも特徴です。こどもという被写体が見せる、戦時下でも決して消えることのない未来への希望が展覧会を通して魅力的に反映されていました。このコレクション展は今後、「こどもを撮る技術」、「原風景を求めて」と続いていきます。



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