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REPORT展覧会レポート

2011.05.17

東京都写真美術館『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968』 (2011.05.17更新)
 

東京都写真美術館『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968』

2011年5月14日~7月18日開催、東京都写真美術館『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968 -この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-』。“プラハの写真家”としてマグナムの手によってドキュメントとして発表されたこの作品シリーズは、匿名のままロバート・キャパ賞を受賞しました。その作家こそ、ジョセフ・クーデルカ、チェコスロバキア出身の写真家だったのです。

東京都写真美術館『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968』

彼が収めたのは、1968年8月に起こったワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻「チェコ事件」時、団結して兵士に抵抗した市民の真実の姿。“プラハの春”と呼ばれた変革運動が終わりを告げると、その記録は国家から許されるものではありませんでした。そんな重要な記録がどうやって公開に至ったのか、そして賞を受賞するほどのドキュメンタリーであったのか、会場の1枚1枚で確かめることができます。

東京都写真美術館『ジョセフ・クーデルカ プラハ1968』

これらの写真はプラハの写真史家とスミソニアン博物館の学芸員等の手によって秘密裏にアメリカへ持ち出され、当時のマグナム会長エリオット・アーウィットを経て、公開に至りました。これらの命をかけてフィルムを守り抜いたエピソードは世界中のジャーナリストに語り継がれています。奇しくも、副題にあるように、クーデルカがこの写真の作者であると名乗りを上げることができたのは1984年で、彼の父親がチェコで亡くなった後のこと。父に捧ぐ、2008年に出版した写真集から約170点を展示しています。



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