MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2010.12.13

三井記念美術館『室町三井家の名品 卯花墻と箱根松の茶屋』 (2010.12.13更新)
 

三井記念美術館『室町三井家の名品 卯花墻と箱根松の茶屋』

2010年12月3日~2011年1月29日開催、三井記念美術館『室町三井家の名品 卯花墻と箱根松の茶屋』。平成4年から数回にわたって寄贈されてきた、室町三井家の美術品を紹介する展覧会です。室町三井家とは、三井十一家のうちの一家であり、住まいの京都・室町の名から「室町家」と呼ばれていました。明治中期以降は東京に居を構え、東京に移った時の当主・高保は当時を代表する数寄者のひとりでもあったそうです。

三井記念美術館『室町三井家の名品 卯花墻と箱根松の茶屋』

室町三井家の美術品の多くは高保の審美眼により収集されたものが中心となっています。なかでも茶道具は名品が多く、優美な茶風を展示品からも感じ取ることができます。今回、 「升色紙」「継色紙」「寸松庵色紙」、そして国宝「卯花墻」、重要文化財「俊寛」などが豪華に並び、茶道具、懐石道具など一見の価値ありなものばかりが展示されています。

三井記念美術館『室町三井家の名品 卯花墻と箱根松の茶屋』

室町三井家の十二代目の住居として、そして昭和初期の文化人の集う宿として有名だった箱根湯本の「松の茶屋」は、今回展示されている美術品の数々が並び、料理の器にも贅を凝らした宿であったそうです。昨年、十二代目夫人が亡くなったことにより、この「松の茶屋」も三井文庫に託されました。室町家に語り継がれた美の系譜を俯瞰することのできる展覧会は、新たな三井家の収蔵品の魅力の一端をこれから担っていくものになるでしょう。



↑ PAGE TOP