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REPORT展覧会レポート

2010.11.12

東京国立近代美術館『麻生三郎展』 (2010.11.12更新)
 


2010年11月9日~12月19日開催、東京国立近代美術館『麻生三郎展』。没後10年を機に洋画家・麻生三郎の回顧展がはじまりました。まるで焼け爛れたような色合いのなかに、よく見ると家族や人物が浮かび上がってくる……そんな作風で知られる麻生氏は一環したテイストで多くの作品を残しました。戦争という経験を経て大成したその作画の変遷をたどることができる、約130点が展示されています。


展示室に整然と並ぶ絵画からは、とてもたくさんのメッセージが伝わってくるような気配があります。1点1点、時間をかけて、じっくり味わうと、そのときの気分によって見方や感じ方が変わってくるかもしれません。一見難解に思えるけれども、赤や黒の中にこめられているのはとてもシンプルな思いなのではないかと思えてきます。


今回のような本格的な回顧展は15年ぶりとのこと。生前に開催された展覧会に比べ、おそらく氏の偉大さがさらに大きく伝わってくる展覧会になっていると思います。初公開作品もあり、後半に展示されている立体作品も見ものです。ぜひ麻生三郎が遺した、重厚な作品世界に浸ってみてください。



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