MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2010.11.10

東京大学総合研究博物館小石川分館『ファンタスマ――ケイト・ロードの標本室』 (2010.11.10更新)
 


2010年11月6日~2011年12月5日開催、東京大学総合研究博物館小石川分館『ファンタスマ――ケイト・ロードの標本室』。同館とオーストラリアの現代美術家、ケイト・ロードとのコラボレーションによって展示空間全体をつかったインスタレーションを楽しむことができます。風情ある小石川分館、窓から望む植物園の景色は紅葉がはじまり、とてもキレイです。常設展示としても十分見ごたえのある標本のなかに、ケイトならではの作品が並んでいます。


ケイト・ロードの作品は、動植物をモチーフにとても色鮮やかなアイテムをつかって装飾が施されています。それらは樹脂やフラワーペーパーなど、一見近未来的な人工物たち。さらに毒々しい色合いで制作された彫刻作品なども展示されています。「ありそうで、ない」という彼女の表現テーマは、同館での常設展「脅威の部屋」に通ずるものが感じられます。常設展示のなかに突如現れるビビッドな作品はとてもかわいらしい印象を与える反面、見慣れた標本と比べ、どこか近寄りがたい印象をも与えます。


本展は、ケイト・ロードの作品を日本で初めて紹介する展覧会。今回、展覧会づくりには東大の博物館工学ゼミの学生たちも参加しているそうです。様々なアイデアの集合体であり、そんな企画の一端がうかがえそうなワークショップも開催されます。展覧会の新しい見せ方や試みを模索し続けている同館の展示手法にも注目しながら鑑賞してみてください。



↑ PAGE TOP