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REPORT展覧会レポート

2010.11.05

東京藝術大学大学美術館『明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山』 (2010.11.05更新)
 

東京藝術大学大学美術館『明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山』

2010年10月23日~12月5日開催、東京藝術大学大学美術館『明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山』。イタリア人彫刻家、ヴィンチェンツォ・ラグーザと日本人彫刻家、荻原碌山。明治期に日本の近代彫刻史において重要な役割を果たした二人の作家に焦点を当てた展覧会が開催中。ふたりの個展が同時に楽しめる構成で、明治という時代における彫塑技法について知ることもできる展示となっています。

東京藝術大学大学美術館『明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山』

ラグーザは明治初期に来日し、美術学校で日本にはじめて西洋彫刻を伝えたという人物。日本でも積極的に制作活動をし、日本滞在中の作品や、その後制作したものが東京美術学校に寄贈されました。コレクションは明治初期の西洋彫刻受容の経緯を知るとても貴重な資料的価値もあり、ラグーザの作品を通して、明治期の工部美術学校での美術教育のあり方も垣間見えてくるようです。

東京藝術大学大学美術館『明治の彫塑 ラグーザと荻原碌山』

そして、荻原碌山は明治後期に活躍した彫刻家。パリでロダンの彫刻を目にして作家を志し、明治40年に帰国しています。本展では、絶作となった「女」の石膏原型と複数のブロンズ像を比較できるような展示をしています。製作過程がわかる、とても重要な展示といえます。さらに2010年は碌山の没後100年にあたる記念の年でもあります。明治に活躍した2人の彫刻作品を通して、今に通じる彫刻芸術の流れがわかります。



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