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REPORT展覧会レポート

2010.06.28

国立西洋美術館『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展』 (2010.06.28更新)
 

国立西洋美術館『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展』

2010年6月26日~9月26日開催、国立西洋美術館『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展』。イタリアを代表する美術館のひとつであるナポリ・カポディモンテ美術館。美術館所有の名品たちが一堂に介する展覧会がはじまりました。ルネサンスからバロックまでのイタリア美術を展観できる約80点が展示。この所蔵品たちはもともとは王族や貴族のコレクションからはじまったもののひとつだそう。、そして日本でこの美術館が紹介されるのは初めてのこと。

国立西洋美術館『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展』

カポディモンテとは、「山の上」を意味していて、ナポリを見下ろす丘の上に建つ美術館。その発端は1738年にブルボン家のカルロ7世(後のスペイン王カルロス3世)によって建造が開始された宮殿が、そのまま美術館となっているそうです。カルロは母エリザベッタ・ファルネーゼからファルネーゼ家の膨大な美術品コレクションを受け継いでいます。このコレクションはファルネーゼ家とブルボン家のコレクションを中核としながら、その後もコレクションの拡充を続け、現在の姿となっています。ファルネーゼ家が収集したルネサンスからバロック初期の美術作品はエル・グレコやパルミジャニーノなどの名画が並びます。

国立西洋美術館『ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展』

そしてナポリ絵画が展示されている後半部分にもたくさんの見どころがあります。ローマで殺人を犯したカラヴァッジョが逃げてきた地としても有名なナポリ。彼はそこで自然主義を画家たちに伝え、多くの作家が影響をうけたとされています。さらにローマやヴェネツィアの流派のテイストも取り入れ、多様な表現が生まれたナポリ絵画。イタリア本国やスペインで高く評価されたその真髄が楽しめます。講演会なども開催されるので、美術館の歴史やバロック美術についてなど深く知ることのできる機会でもあります。



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