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REPORT展覧会レポート

2010.06.15

東京都写真美術館『世界報道写真展2010』 (2010.06.15更新)
 

東京都写真美術館『世界報道写真展2010』

2010年6月12日~8月8日開催、東京都写真美術館『世界報道写真展2010』。1955年オランダで設立された世界報道写真財団が主催するこの展覧会は、昨年1年間に撮影された報道写真を対象にコンテストを開催し、その入賞作品で構成されています。この写真展は世界巡回展、日本国内でも数箇所をまわります。プロの写真家なら誰でも応募ができるこのコンテスト、今年は128カ国から5,847人が応募し、作品数は10万点を突破したそうです。

東京都写真美術館『世界報道写真展2010』

報道写真と聞くと、戦場などの光景を写した作品などをイメージする人も多いかもしれません。もちろんそういった最前線での写真も今展では展示されていますが、それだけではありません。、「スポーツ」や「自然」といった5部門でのコンテストを実施しているので、ニュース性だけではなく、感動や神秘といった感覚を切り取った作品も多く展示されています。とくに「自然」のカテゴリでは、人間の想像力を超えた生き物のエネルギーが伝わってくるような作品が並んでいます。

東京都写真美術館『世界報道写真展2010』

今年の世界報道写真大賞を受賞したのは、イタリア人写真家のピエトロ・マストゥルツォ氏が撮影した「テヘランの建物の屋上からイランの現体制への抗議の言葉を叫ぶ女性」という作品。イラン大統領選挙に対して大きな抗議デモが行われた後の夜、「独裁者に死を」、「アラー・アクバル」という声がテヘラン中に響き渡っていた瞬間を切り取ったものだそうです。住民の深い失望感と怒りが伝わる1枚として、強いメッセージが感じられます。特別賞も含め約170点の入選作品が一堂に介しています。



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