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REPORT展覧会レポート

2010.03.16

東京都写真美術館『森村泰昌 なにものかへのレクイエム』 (2010.03.16更新)
 

東京都写真美術館『森村泰昌 なにものかへのレクイエム』

2010年3月11日~5月9日開催、東京都写真美術館『森村泰昌 なにものかへのレクイエム』。東京都写真美術館の2フロアを使った大規模な個展を開催するのは、現代美術家の森村泰昌さん。今回の展覧会のタイトルになっているレクイエムというキーワードの通り、実在した“あの人”への追悼の意味を込めて、森村さんの表現方法でもある変身したセルフ・ポートレートを制作しています。ゴッホやモナリザといった名画の登場人物や女優などに変身してきた森村さんの、さらなる強いメッセージが込められた作品に注目です。

東京都写真美術館『森村泰昌 なにものかへのレクイエム』

今回の変身のテーマとなっているのが、20世紀の男たち。とくに報道写真などで誰しもが見たことのあるような写真をもとに、この新シリーズを制作してきた完全版がこの展覧会で観ることができます。このシリーズのスタートは2006年。三島由紀夫に扮した姿に衝撃を覚えた人も多いはず。今回も1970年の三島事件を具現化した映像作品はもちろん、薔薇刑などの写真作品での変身も鑑賞できます。激動の時代を生きた男たちの森村さんなりの再解釈が楽しめます。

東京都写真美術館『森村泰昌 なにものかへのレクイエム』

歴史を軸に変身後の人物をたどっていくだけでも見ごたえがありますが、美術好きな方にはピカソやダリ、ウォーホルなどに扮した姿もオススメです。さらに恵比寿駅から美術館(恵比寿ガーデンプレイス)へ行く歩く歩道に掲げられている今展の広告にもご注目。展覧会を見たくなるメッセージが込められていて、期待度が膨らみます。この春の展覧会の中でもとても評価の高い展覧会です。お見逃しなく!



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