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REPORT展覧会レポート

2010.03.09

板橋区立美術館『浮世絵の死角』 (2010.03.09更新)
 

板橋区立美術館『浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展』

2010年2月27日~3月27日開催、板橋区立美術館『浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展』。板橋区立美術館は今年で開館30周年。その記念展覧会として、イタリア・ボローニャの浮世絵コレクター、カルロ・コンティーニ氏とジュリアーノ・ベルナーティ氏が秘蔵する浮世絵を紹介するのがこの展覧会。ボローニャと同館といえば、毎年恒例の国際絵本原画展の組み合わせです。今回はボローニャ東洋美術研究所の協力を得て、日本人には死角になってしまいなかなか広まっていなかった、また後世に伝わってこなかった日本初公開のものばかりが並びます。

板橋区立美術館『浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展』

浮世絵といえば、海外でもとても人気があり、外国人コレクターも多数います。そのコレクションのセンスは、日本人とは一風変わった点も多く、海を越えていった作品の多くは今見ても斬新な印象を与えるものばかり。今展では、さらに「ユニーク」なポイントで選ばれた作品がたくさん展示されています。「戯絵(ざれえ)」と呼ばれる広重の作品は、一目見ただけでその“笑い”のセンスに脱帽。じっくり静かに鑑賞する浮世絵ではなく、楽しくわいわいとおもしろがるものも多数。まさに珍品!

板橋区立美術館『浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展』

国芳の「おもちゃ絵」では、身近にある道具などを人に見立てるなどして描いた作品が展示されています。ほかにも川瀬巴水や吉田博といった近代の作家の作品も。約200点は浮世絵の歴史を語りながらも、わき道にそれたような、おもしろさを提供してくれています。まさに日本人にとって「死角」に入って見えなかった、イタリア人の目利きで集まった浮世絵たち。お気に入りの「めずらしい逸品」が必ず見つかる展覧会です。



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