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REPORT展覧会レポート

2010.02.05

江戸東京博物館『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』 (2010.02.05更新)
 

江戸東京博物館『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』

2010年2月2日~4月11日開催、江戸東京博物館『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』。知っているようで知らないモンゴル帝国とは。教科書では数ページしか載っていない異国の歴史ですが、チンギス・ハーンが1206年に建国したこの帝国は13世紀後半になると中国全土だけでなく、現在のベトナム、モスクワ、地中海にまで領土を拡大した巨大帝国として君臨しました。世界最大の領土を支配した帝国の全貌がわかる展覧会として、中国からは日本でいう国宝レベルの一級品が54件特別出品。モンゴル帝国の前身である中国古代北方騎馬遊牧民族時代からその繁栄と衰退までをたどります。

江戸東京博物館『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』

時代を追って作品を紹介しているので、歴史もあわせて学習できるような構成です。チンギス・ハーンが使用されたとされる武具は使用感も手に取るようにわかります。女性用の装飾品は煌びやかなものも多く、モチーフなどは西洋の影響を受けたであろうものも。菩薩像のほかインドの神像もあり、広い領土を制したからこその宗教観や文化の広さも感じられます。本展の展示物の所蔵先である中華人民共和国・内モンゴル博物院は美術品・資料が13万点を所蔵していて、モンゴル帝国に関する資料では世界最大級の博物館だそうです。

江戸東京博物館『チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展』

日本でも映画や小説などの舞台として取り上げられる機会も増えてきているモンゴル帝国ですが、その背景を貴重な品々から感じ取れます。全体的に衣装をはじめとした衣食住にかかわる部分はとても奇抜でインパクトのある作品が多く、日本とは対照的な印象を受けました。会期中は馬頭琴などモンゴル音楽のコンサートなど、関連イベントも多数開催予定があります。会場では吉川晃司さんによる音声ガイドの貸出も(有料)。この機会に、モンゴルの歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。



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