MENU

MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

REPORT展覧会レポート

2009.12.15

東京国立博物館『国宝 土偶展』 (2010.01.08更新)
 

東京国立博物館『国宝 土偶展』

2009年12月15日~2月21日開催、東京国立博物館『国宝 土偶展』。平成館ではなく、本館特別5室での開催となる、国内の貴重な土偶が一堂に会する展覧会。イギリスの大英博物館で2009年9月10日~11月22日まで開催された『The Power of Dogu』の帰国記念展となります。イギリスでは連日大盛況だったというこの展覧会、現役の若手作家や学生が、デザインのモチーフにしたいとデッサンを行う姿などが見受けられたそうですが、日本では土偶と聞いて、どんな印象をもたれる方が多いのでしょう?

東京国立博物館『国宝 土偶展』

土偶というキーワードは教科書などで勉強しているので知識としては得ている人も多いはず。“ひとがた”をした素焼きの土製品である「土偶」とは、縄文時代草創期(約13,000年前)に発生したものだといわれています。祈りの対象として造られたとされ、伸びやかに両手を上げるもの、出産間近の女性の姿を表すもの、極端に強調された大きな顔面のもの……多様な姿かたちをしたものが確認されているそう。現代では、縄文時代の人々の精神世界や信仰のあり方を具現化した芸術品としても世界的に高い評価を得ています。

東京国立博物館『国宝 土偶展』

今回は、国宝3件と重要文化財25件を含む全67件が展示されています。国宝3件と聞いて、通常の同館の展覧会を比べて数が少ない……と思うでしょうが、この3件、国内の土偶が国宝と指定されている全てなんです。この3件があわせて展示されること自体がとっても貴重。さらに土の中を彷彿させるような薄暗く、シックにまとめられた展示室でみる土偶たちは、なにか強いメッセージを発しているかのような気すらしてきます。ハート型の輪郭、宇宙人のような目、それぞれが個性をもち、そこに何らかの宗教的な意味合いがあるであろう不思議な芸術作品を、ぜひご覧になってください。
会場出口には、土偶フィギュアが入ったガチャガチャも。仏像ブームの次は、もしかして……。



↑ PAGE TOP