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REPORT展覧会レポート

2010.01.31

サントリー美術館『おもてなしの美』 (2010.01.31更新)
 

サントリー美術館『おもてなしの美』

2010年1月27日~3月14日開催、サントリー美術館『おもてなしの美 宴のしつらい』。サントリー美術館が所蔵する名品を“おもてなし”というキーワードで陳列した優雅な展覧会。人に対しておもてなしをするとき、普段とは気分の異なる「特別な感覚」を大事にするのは、日本だけではないのかもしれません。ただ、日本文化の中でそんな心づかいは昔から大切にされ、受け継がれてきました。同館の所蔵品のテーマである“生活の中の美”とは、まさしくそんな心づかいから生まれた作品ばかり。おもてなしには美しさが在る――そんな当たり前のことを新鮮な感覚で実感できる展覧会です。

サントリー美術館『おもてなしの美』

展示は季節のもてなし・宴の歴史・器と調度という3部構成。季節感とともにもてなしの様相も変化してくる様子がわかり、今の季節にピッタリな新春、雛祭りのしつらいなどが紹介されています。花見というテーマの作品もあり、桃山時代や江戸時代、桃の節句に宴を楽しんでいたであろう関連した作品が並びます。当時は今よりも、季節を感じる行事が多かったかもしれません。そういった作品が現代に残り、こうして季節感を伝えてくれているのもまた一興ですね。

サントリー美術館『おもてなしの美』

後半は茶道具をはじめとした同館ならではの作品が並びます。調度品として丁重に使用されてきたもの、目を見張る意匠の器など、日本の美意識が凝縮された工芸品はどれも素晴らしかったです。平安時代の食膳やしつらい、お伽草子絵巻の中の中世の酒宴、近世遊楽図や浮世絵に描かれた宴の姿など、作品を通して楽しい様子が感じられることが多いのも本展の特徴。約200件、名品の数々を堪能してください。



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