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REPORT展覧会レポート

2010.01.26

東京都美術館『ボルゲーゼ美術館展』 (2010.01.26更新)
 

東京都美術館『ボルゲーゼ美術館展』

2010年1月16日~4月4日開催、東京都美術館『ボルゲーゼ美術館展』。イタリア・ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置するボルゲーゼ美術館。予約制であること、また世界でも有数なルネサンス・バロック期の美術作品のコレクションで知られる美術館です。そんなコレクションのなかから、ラファエロ、ボッティチェリ、カラヴァッジョらの作品が来日。ボルゲーゼ美術館のコレクションを日本でまとめて紹介するのは今回は初めて、ゆえに日本初公開作品も多数出品されています! 約50点の作品は、1点1点が珠玉なものばかり。

東京都美術館『ボルゲーゼ美術館展』

15~17世紀というイタリア美術の流れを歴史とともに俯瞰できる構成。東京都美術館に似合う、印象的な絵画、工芸が並びます。今展では目玉作品がいくつかありますが、なかでもラファエロ《一角獣を抱く貴婦人》は一見の価値があります。思ったよりも小さな作品ですが、じっと見ていると一角獣を抱く女性の手の位置などに違和感が生まれると思います。それもそのはず、この作品の大元は別の構図だったのですから。会場ではそんな逸話も楽しみながら鑑賞することができます。エピソードが豊富な作品や作家が多数出品されているので、ぜひ音声ガイドとともに鑑賞してみてください。

東京都美術館『ボルゲーゼ美術館展』

後半は“最初の近代画家”とも呼ばれるカラヴァッジョの作品をメインに、時代の移り変わりも感じることのできる作品が展示されています。宗教画が多く、そのモチーフはヴィーナスなどきらびやかなものもあれば、生首などグロテスクなものも。様々なイタリア美術の素晴らしさが詰まった展覧会です。ゆったりと鑑賞できそうな作品間の距離もうれしい配慮。また、今展で東京都美術館はしばし休館することに。改修前、最後の展覧会となります。絵画を観るのに最適な落ち着いた空間を覚えておくためにも、ぜひボルゲーゼ美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。



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