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REPORT展覧会レポート

2014.12.10

東京国立近代美術館『奈良原一高 王国』
 


2014年11月18日~2015年3月1日開催、 東京国立近代美術館『奈良原一高 王国』。戦後の日本を代表する写真家・奈良原一高。その代表作のひとつである『王国』のプリントが楽しめる展覧会が開催中。これぞ“写真展”といった静謐な雰囲気が、展示室全体を包んでいます。


奈良原氏がこの作品を発表したのは、1958年。被写体となったのは、外部と隔離された空間に生きる「人間」。その存在意義をモノクロ写真で表現しています。この2年前、1956年に『人間の土地』で華々しいデビューを飾った新進気鋭の写真家の新作として、こちらも話題となりました。


写真のロケ地となったのは、北海道の修道院と、和歌山の女性だけの刑務所という、まったく異なる2つの空間。それぞれの場所で生活を送る人、そしてその場所の息吹が作品ひとつひとつから感じられます。ここでしか生きられない、ここで生きることを選んだ人たちの思いが滲み出ているような気がします。



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