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REPORT展覧会レポート

2013.09.18

東京国立近代美術館『竹内栖鳳展 近代日本画の巨人』
 


2013年9月3日~10月14日開催、東京国立近代美術館『竹内栖鳳展 近代日本画の巨人』。京都画壇の巨匠として知られる竹内栖鳳。本展は、栖鳳の代表作、重要作、そして長らく展覧会には出品されてこなかった貴重な作品など約100点によって画業を知ることのできる展覧会です。


栖鳳は、1864年に京都に生まれ、四条派の幸野楳嶺に学び、京都画壇の近代化の旗手として活躍しました。後進にも多大な影響を与えたその作風は、積極的に西洋美術をはじめ、日本画の他派の筆法なども取り入れ、なおかつこれまでの日本画らしさも損なわない、まさしく質の高い作品を生み出してきました。


本展では、栖鳳が描いたとても愛らしい動物たちにも多く出会うことができます。優美なライオン、かわいらしい熊や猫、鹿……。日本画という枠を意識しながらも、動物好きの栖鳳ならではの愛着のある視点で描かれた作品にぜひ注目して観ていただきたい、必ずお気に入りの1点が見つかると思います。


素描などの資料約50点もあわせて紹介することで、栖鳳がいかに日本画の新たな表現に挑戦し続けたのか、その過程を垣間見ることができます。西洋美術の良い点を吸収し、西洋と肩を並べられるような美術を生み出そうという気概で日本画に心血を注いだ、その情熱も作品から感じ取ることできます。


栖鳳の作品は、とにかく「上手」であること。何を描いてもきれい且つ上品に仕上げられています。まさしく、副題の通りの「近代日本画の巨人」といえるその実力は、様々なモチーフの作品たちに散りばめられています。この規模で栖鳳の魅力を鑑賞できるのは、とても貴重な機会! 同展は、京都市美術館にも巡回します。



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