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REPORT展覧会レポート

2013.08.30

東京都美術館『ルーヴル美術館展 地中海 四千年のものがたり』 (2013.08.30更新)
 


2013年7月20日~9月23日開催、東京都美術館『ルーヴル美術館展—地中海 四千年のものがたり—』。ルーヴル美術館のコレクションから、「地中海」をテーマにした作品を集めた展覧会が開催中。地中海の4000年の歴史をひもとく、200点以上の作品が展示されています。


西洋美術だけではなく、東洋の文化から生まれた作品、ふたつの源流が出会う地中海ならではの作品たちは、とにかく個性溢れるものばかり。そして、歴史の波に翻弄された地中海もまた、作品を通して感じ取ることができます。古代、ギリシア文字やラテン文字の誕生から、19世紀のナポレオン時代まで、様々な顔をもつ地中海を紹介します。


東洋文化の流れを汲んだ工芸作品や、トルコ趣味の作品などが並ぶなか、近代の章では、当時の芸術家たちに好まれたモチーフであった絶世の美女クレオパトラの彫刻も。ヴェルサイユ宮殿の彫刻で知られるベルタンが作り出したのは、ローマ軍に敗れたクレオパトラがコブラの毒で自害する瞬間……とてもインパクトのある作品です。


本展の注目作品のひとつ、「ギャビーのディアナ」は、その美しさに長い時間立ち止まってしまう人も多いはず。その清楚な容貌と肩に手をやる自然なたたずまいの女神は、狩りの女神アルテミスとされています。もちろん日本初公開、なんと1808年にルーヴルに収蔵されて以来、初めて館外に出品されたのだそうです!


展覧会を通して、地中海が見てきた長い歴史の旅、そして地中海に浮かぶ島々へ旅したような気分になれます。時代によってさまざまな文化を受け入れ、多面的な表現によって描かれてきた地中海。ぜひこの機会のルーヴルの至宝に会いに行ってみてはいかがでしょうか。



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