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2010.07.05

石田徹也:『全作品集』が異例の売れ行き 共感を呼び絵画の力示す

 

 若者の孤独や現代社会の一断面を描き、2005年に31歳で亡くなった画家の作品217点を網羅した『石田徹也全作品集』(求龍堂)が刊行された。8925円と高額にもかかわらず、1カ月余りで初版3000部を完売しそうな勢い。「この価格帯の画集としては異例の売れ行き」(同社)という。

 石田徹也は1973年、静岡県生まれ。武蔵野美術大在学中にデザインコンクールなどで入賞した。01年、若手平面作家の登竜門であるVOCA展の奨励賞を受賞。気鋭の画家として活躍しはじめたが、踏切事故のため急逝した。

 一周忌に家族らの尽力で遺作集(同社)が刊行された。さらに、NHK教育テレビが石田の特集番組を放送。その存在が幅広く知られるようになり、作品は現代美術オークションで高値がついた。静岡や東京の美術館で開かれた回顧展には、多くの人が詰めかけた。

 約10年間の創作で一貫しているのは、画家自身と思われる短髪の男性が登場することだ。

 初期の作品は、人物と建物や機械を組み合わせた構図が多い。古ぼけた遊具の中に男性がはまり込んだ「飛べなくなった人」▽男性の体が校舎と一体化して息苦しそうな顔を見せる「囚人」▽慌ただしく食事をとるサラリーマンの光景をガソリンスタンドに見立てた「燃料補給のような食事」(全作品集の表紙)--など、学校や会社で疲弊して孤独を深める人々や、画一化された社会をユーモアを交えて描写した。

詳しくは 毎日jp



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