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2010.06.10

アート好き若者増えた、美術・博物館の入場者10年で倍増

 

 美術館や博物館が熱気にあふれている。世界各地で開かれた展覧会で昨年、日本が入場者数ランキングの上位4位を占め、国立施設の入場者数も10年間でほぼ倍増した。美術を通して教養を深めようというファン層に加え、若い世代がおしゃれ感覚で楽しむようになったことが要因という。

 「日本の展覧会好きは不況知らず」――。報じたのは英国の美術専門誌アート・ニューズペーパー4月号。昨年の1日当たりの平均入場者数をランク付けしたところ、▽1位「国宝 阿修羅展」(東京国立博物館、1万5960人)▽2位「正倉院展」(奈良国立博物館、1万4965人)▽3位「皇室の名宝」展(東京国立博物館、9473人)▽4位「ルーヴル美術館展」(国立西洋美術館、9267人)と続いた。

 上位はいずれも国立の博物館、美術館。10年前からあった7館の入場者数を合計すると、昨年度は約691万人で1999年度(約360万人)の1・9倍になった。山本英男・京都国立博物館美術室長は「目立って増えたのが若い層。とりわけ日本美術に関心を深めているようだ」とみる。

 日本の伝統美術が脚光を浴びたのは、伊藤若冲(じゃくちゅう)展(2000年、京都国立博物館)からで、作品が歌手宇多田ヒカルさんのPRビデオにも使われた。以来、ブームが続き、今春、同館で開かれた長谷川等伯展では24万人以上が来場。奈良国立博物館で開催中の大遣唐使展も15万人を超えた。

 西洋美術も負けていない。「印象派」を中心に人気は根強く、大阪・国立国際美術館で開かれている「ルノワール―伝統と革新」展は21万人を突破した。

 同展は東京で開催後、大阪向けに「見ルノ、知ルノ、感じルノ。」のコピーでPR。しゃれの効いた言葉が、関西の若者たちの遊び心をつかみ、ツイッターにも「ルノ。なうでした」などの書き込みが登場した。

 同じ展覧会を東京と大阪で巡回させた場合、人口規模などから、大阪の1日平均入場者数は東京の65%とされるが、ルノワール展は90%に達している。安來(やすぎ)正博学芸員は「コピー効果で、東京展に迫りそう」と話す。

詳しくは YOMIURI ONLINE



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