
[2010.06.08]
「時の記念日」(6月10日)制定90周年を記念した展覧会「Exhibition 時『時の進化』-日本人と時間-」が、東京・銀座の和光並木ホールで開かれている。日本の時計の歴史を振り返り、人間と時の関係について改めて考えようという催しだ。
会場入り口では書家の石飛博光さんの書「時」=が迎えてくれる。そして櫓(やぐら)時計、掛け時計、台時計、尺時計、枕時計、卓上時計、印籠(いんろう)時計、歩時計、日時計など、江戸時代の多彩な和時計が並ぶ。時計が描かれた錦絵もある。
さらに、懐中時計やストップウオッチなどが、江戸末期から平成にかけての技術革新を示す。日本で初めて製造された目覚まし時計と腕時計も展示されている。
会場に掛けられた何枚ものパネル=が興味深い。天智天皇が導入した「漏刻」と「時の記念日」の関係。平安朝の宮中で役人が時刻を告げた「時奏」という習慣。時間と存在の本質を論じた禅の思想。フランシスコ・ザビエルがキリスト教とともに機械式時計を伝えた史実。「時」という切り口で、歴史のさまざまな断面に光を当てている。
詳しくは 毎日jp