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2010.05.10

槐多の素描、90年ぶり公開 岡崎市美術博物館が入手

 

 愛知県岡崎市ゆかりの詩人画家、村山槐多(かいた)(1896~1919年)の全盛期の作で、死の直後から所在不明となっていたデッサンを、岡崎市美術博物館が入手した。槐多は早世のため作品が少なく、希少価値が高い。5月22日に開幕する同館の収蔵品展で約90年ぶりに公開される。

 デッサンは、16年1月に19歳で手掛けたとされる「無題」。縦62・2センチ、横47・8センチの画面に、ゆがんだ表情を浮かべ、手招きのしぐさをする着物姿の短髪の男と、その背後に塀に囲まれた通路と別の男が木炭で描かれている。

 同館によると、槐多は日本美術院展覧会で活躍し、横山大観や芥川竜之介らと親交を深めたが、放浪や酒浸りといった退廃的な生活を送って肺結核をこじらせ、22歳で急逝した。その年の11月に仲間が東京・神田で遺作展を開催。無題は個人の手に渡り、それ以降、公開されなかった。

 研究者らの間でも「幻の作品」とされてきた無題の所在を同館が把握したのは昨年。近年、槐多作品の収集、研究に力を入れてきた同館に、所有者側から連絡があり、約2千万円で購入した。

詳しくは CHUNICHI Web



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