
[2010.02.10]
道教育委員会が約6千万円で油彩画の購入を検討していることに対して、高橋はるみ知事は9日、「(財政難でもあり)時期的にどうかなと思う」と述べ、絵画の購入に疑問を投げかけた。これを受け、道教委は「知事の発言も踏まえて検討することになる」とし、再検討する意向を示した。今後、道との協議が必要となるため、購入は難しい状況になった。
道教委が購入を検討しているのは、画家藤田嗣治(1886~1968)が、1925年に制作した「糸を紡ぐ女と少女」(縦1・4メートル、横1・1メートル)。藤田は、20世紀初めにパリで活躍した「エコール・ド・パリ(パリ派)」を代表する画家の一人として知られる。
道教委によると、「エコール・ド・パリ」の作品をコレクションの柱に据え、2008年に藤田の展覧会を開催した実績もある道立近代美術館(札幌市)に、道外の画廊から働きかけがあったという。
道教委はこれを受けて、道の美術品購入基金(残高約3億6千万円)を活用し、10年度に同作品を購入する検討を進めていた。同基金による美術品購入は、道の財政難などから06年度以降途絶えているという。
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