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2016年度第1期 常設展 記憶と気配―2015年度新収蔵作品から/蒟醤の系譜

高松市美術館

 

【常設展示室1】 記憶と気配―2015年度新収蔵作品から
高松市美術館は「戦後日本の現代美術」「20世紀以降の世界の美術」「香川の美術(漆芸・金工)」の3つのテーマのもと作品を収集しており、コレクション点数は1600点余りに及びます。
今回の展示では、2015年度に新しく収蔵された7作家による作品14点を紹介します。 作品の技法や表現内容はそれぞれに異なりますが、全体を緩やかに結ぶものとして「記憶と気配」というテーマを設定しました。
幅3メートル近くある絵巻物風の画面に画家・中西夏之の公開制作の様子を独自の日本画風アレンジとともに描き出す山口晃、人間の精神的危機をうたいあげた19世紀の曲の楽譜をミシン刺繍により布に縫いつける青山悟、CDの表面を覆う鏡のような膜を貼りあわせ抽象絵画を制作する八木良太、往年の銀幕のスターたちが時空を超え映画館の客席に介する風景を描く依田洋一朗など。彼らが作品のなかに表現した「記憶」と「気配」の諸相をお楽しみください。

【常設展示室2】 蒟醤の系譜
蒟醤(きんま)とは、漆塗りの面に剣で文様を彫り、その凹みに色漆を埋めて研ぎだす技法です。
わが国では、江戸時代末に高松にあらわれた讃岐漆芸の祖、玉楮象谷(たまかじぞうこく)が南方渡来の籃胎(らんたい)漆器を摸して作り始めましたが、その技法は数々の名工によって引き継がれています。
なかでも讃岐漆芸中興の祖とも称される磯井如真(じょしん)は、凸版写真印刷からヒントを得た「点彫り蒟醤」を創案し、昭和31(1956)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。また、如真の三男である磯井正美は、均一の平面に斑文を生じさせる独自の蒟醤技法などにより、昭和60(1985)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。さらに、太田儔(ひとし)は、籃胎を素地とした「布目彫り蒟醤」により、平成6(1994)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。
このたびの展示では、玉楮象谷、磯井如真、磯井正美、太田儔ら9作家による作品31点を通して、讃岐漆芸を代表する技法のひとつである蒟醤の魅力を探ります。

開催場所
高松市美術館
開催期間
2016/04/21~2016/06/19
休催日
月曜日
開催時間
9:30~17:00
(特別展開催期間4月23日~5月29日の火~土・祝は、19:00まで)
料金
一般200円、大学生150円、65歳以上・高校生以下無料
公式サイト
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
お問い合わせ
087-823-1711
ジャンル
工芸





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