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吉左衞門X 樂吉左衞門 樂篤人 樂雅臣  ― 初めての、そして最後の親子展 ―

佐川美術館

 

第7回目となる吉左衞門Xでは、桃山時代に樂茶碗を造り出した初代長次郎以来、400年余りにわたり技と精神を守り続けてきた「伝統の家」樂家に焦点を当て、15代当主・樂吉左衞門氏とその二人の子息、篤人氏、雅臣氏の作品を展観いたします。伝統に立脚しながらそこに安住することなく、常に斬新な造形美の世界を表現し続けている当代吉左衞門氏の茶碗。未来を背負って次なる16代を継承することになる 惣吉・篤人氏の茶碗。樂家を出て造形の道を進む次男・雅臣氏の石彫。
伝統とは技や精神を後代に伝え、受け継がれていくことです。その点において西洋のマエストロの伝統も同じと言えます。その中でも重要なファクターをなすのが親から子へと血脈を繋ぐ「家」制度です。日本には何代にも受け継がれた伝統の家が多くあります。その中で長い歴史を通じて絶えることなく血脈が受け継がれ、各時代の作品を残しているのは極めてまれなことであり、樂家はその特筆すべき歴史をもつ希少な「伝統の家」であると言えます。
「樂家」という伝統の家に生まれ、今の時代に生かされ、それぞれの葛藤を通し自らの人生を歩んでいく三氏。当代吉左衞門氏は今年67歳を迎え、人生後半に向けさらなる一歩を深め、篤人氏はやがて背負うこととなる当代の重責に向かって邁進精進の日々、また樂家を離れすでに彫刻家として活躍している次男雅臣氏は、2014年の個展「ひつ〜stone box〜」において上下に分かれる合子状とも言える中空の石彫を発表しました。茶道美術における蓋物、香合にも共通するこのような形状は、今までの石彫には見られない独自なもの、これも樂家で育った環境が大きく影響を与えていると考えられます。
本展は「樂家」という伝統の家に生まれ育った父子三様の取り組みが、それぞれの人生とともに本展で出合い、また個別な人生を歩んでまいります。まさに初めての、そして最後の親子展です。

開催場所
佐川美術館
開催期間
2016/04/16~2016/08/28
休催日
月曜日(祝日の場合はその翌平日)、6月17日~6月24日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
料金
一般1000円、高大生600円、中学生以下無料
公式サイト
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
お問い合わせ
077-585-7800
ジャンル
工芸





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