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MuseumCafe/ミュージアムカフェ

博物館・美術館情報サイト「ミュージアムカフェ」

COLUMNコラム

2010.01.07

ミュージアムカフェでひとやすみ

ちひろ美術館

 

展覧会を楽しんだ後、美術館・博物館に併設されているカフェでひとやすみ、はいかがですか? 「ミュージアムカフェ」がほっとできる全国のミュージアムカフェをご紹介します。今回は、東京・上井草にあるちひろ美術館・東京。収蔵作品の雰囲気そのままに、親しみやすいカフェを展開しています。

美術館の入り口すぐ、展示室へむかう動線にある和みカフェ

ちひろ美術館

ちひろ美術館・東京は、西武新宿線の上井草駅から住宅街に向かって歩くこと数分、閑静な立地にひっそりとある、地元と密着した美術館。同館のミュージアムカフェは館内に入るとすぐの、受付から展示室へ向かうロビーにあります。

庭を眺めながらくつろげるようにと窓際に並んだテーブル、奥には春~夏にかけてオープンカフェとして楽しめるテラス席もあります。テーブルには庭から摘んできた花が生けられ、「リラックスしてほしい」というカフェのテーマが伝わってくるような優しい心づかいが感じられます。

同館は子どもをテーマに描き続けた絵本作家・いわさきちひろの作品を中心とした常設展、季節ごとのテーマにあわせたせた展示や、新進作家を含む絵本作家の個展や企画展など、大人から子どもまで誰でも楽しめる展覧会を開催しています。「いつでもちひろの絵に出会える場所を」というファンの声で生まれた美術館であり、現在のミュージアムカフェは2002年に建物が改装された際、今のかたちで運営を開始、現在に至ります。

素材にこだわった人気メニューたち

ちひろ美術館
「素朴なんだけれど、たいせつなもの」といういわさきちひろのメッセージとともにカフェのメニューにも工夫がみられます。幅広い年代の方が訪れることもあって、誰もが安心して食べることのできるメニュー開発には、美術館のスタッフが毎回試行錯誤しているそう。オーガニックにこだわり、無添加や無農薬といった食材を取り入れたメニューが並びます。

長野県・安曇野に分館があることもあって、長野にちなんだメニューがあります。なかでも無添加の信州松川産りんごジュースは人気の一品。安曇野にあるカフェでも人気が高く、そちらではりんごジュースと紅茶を割った、りんごのアイスティーというメニューもあります。食事では長野名物の「おやき」も登場。キンピラや長ナスが入ったおやきは、ちょっと一息というよりもしっかりとお腹にたまる一品です。コーヒーも有機栽培のものを使用し、美術館オリジナルのハーブティーは館のイメージをブレンドに反映しているそうです。

食事にも季節感を出していきたいと、シフォンケーキは旬の野菜をつかい、色も鮮やかにその時期の限定メニューとして展開しています。ニンジン、ほうれん草、トマト、カボチャ……小さなお子さんからの注文も多く、野菜嫌いだったはずなのに食べることができたという声をいただいたこともあるそう。また、開催中の展覧会と連動した限定メニューも制作。作品に描かれたモチーフや連想するテーマでクッキーなどのお菓子を中心に取り揃えています(テイクアウトできる商品も)。その他、休日限定のおにぎりセットなど、館周辺に食事ができるお店の少ない同館ならではの気配りが感じられます。

いわさきちひろ作品と一緒に、ほっと一息

ちひろ美術館
同館は、来館者が自由にコメントを残すことができる感想ノートを置いています。寄せられた声からは北海道など遠方から来てくれる方も多いそうです。そんな方が、展示を観たあとにその余韻にひたってもらえるよう、カフェにもいわさきちひろの作品が飾ってあります。カフェ自体がいわさきちひろの作品世界に添うように作られていて、心地よさを感じることができる雰囲気が漂います。

一方で、近所に住む方にも愛されていて、ベビーカーをひいてやってくるママ友たちの憩いの場になっていたりと、各々がのんびりとマイペースに楽しむことができる空間のようです。カウンターで注文してのセルフサービスということもあり、ゆっくりとくつろぐことができます。

また、美術館のカフェとしてはめずらしいのが、長野の地ビール(2種)やワインもオーダーできるところ。休日、ご夫婦でいらした旦那さんなどが頼むこともあるといいます。自分流の「ゆったりとした時間」を楽しんでもらいたいという心づかいならではのサービスです。いわさきちひろのメッセージが宿った、温かい気持ちになれるカフェです。

【ご利用について】
営業日:美術館に準ずる
営業時間:10:30~17:00(フードのラストオーダー16:30、ドリンクのラストオーダー16:45)

(2010.01.08)



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